第50回 全国子ども会育成中央会議・研究大会

テーマ 「地域のまち造りは子ども会から」
サブテーマ 「子どもたちに残し伝えたい自然と郷土伝統芸能!」
開催要項 平成29年2月17日から2泊3日
開催場所 福岡県久留米市 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
少連協参加者 山本会長、野辺顧問、鈴木(春)、大林、鈴木(健)副会長、小野田、林書記。
(以上7名)

1日目 : 開会式、表彰式、記念講演、対談、受賞者を囲む会、情報交換会

2日目 : 分科会、郷土伝統芸能活動発表、閉会式

3日目 : 地区視察

開会式の様子(全子連 丸山会長の挨拶)

 

表彰式 : 今回は全国で39団体、79名の方々が、表彰を受けられました。
その中で少連協の山本輝夫会長、小野田みよ子書記が栄誉ある表彰を受賞され、 会場でお一人お一人丸山全子連会長から賞状を頂きました。

山本会長、小山田書記の状況

 

記念講演 : 「いま、大切にしたいこと」  武末龍泰(たけすえたつひろ)氏
長い教員生活の中で、学校で出会った子どもたちの素顔に迫りながら、私たち大人が、忘れかけようとしている大切なことをオリジナルソングを交えながら、講演をしていただきました。
特に障がいを持った子供たちに接する時も「ありがとう」と素直に言え、そして、互いに笑顔が出る連鎖。子どもと親の関わりに関しては、卓球の福原愛選手の親子の例を引用し。四つの時期(してやる時期、一緒になってやる時期、じっと見守る時期、自立の時期) とわかりやすい講演でした。特に印象に残った言葉は「良い子⇒大人に都合の良い子」

講演状況

 

対談 : 「子どもの明るいみらい」 新田信一郎(全子連理事)、神谷明宏(聖徳大学准教授)
JL活動の経験を慶応大学の面接で話をしたら、合格をした。東日本大震災の復興のボランティアをしたJLの高校生が、高校生国連大使に選ばれ、ジュネーブで発表した。
そういう子どもたちが子ども会で育つと子ども会が「地域おこし」をする。子どもの「たまり場」を作って、試行錯誤のコミニュケーションをしながら、若い人たちにコーチング、そして褒める、一緒に考える。
地域の伝統文化も継承。子ども会にはまだまだ明るい未来があるとの事でした。

 

両氏の対談

 

受賞者を囲む会 : 会場を変更してお招きいただいた「萃香園ホテル」は何も調べずに行きましたが、素人目にも格式が有り、歴史も感じられる雰囲気が有りました。
調べたところ、創業135年、天皇家、ブリジストン創業家の石橋家に所縁があり、久留米出身の芸能人「藤井郁弥」さんが披露宴を行ったそうです。
その会場に600名余りの参加者集いお祝いいたしました。少連協の2名も大変感激をして居りました。

会場雰囲気

分科会 : 第一分科会
テーマ 「子ども会の中で育つこども」 ~子ども会が必要なわけ~
国東市(くにさきし)の育成者が事例発表を行いました。ごたぶんにもれず、少子化で発足当時は40名の子どもが会員であったが、現在は3家族5名だそうです。
ただ、発足当時から、お寺が中心に、会場、行事、会議等行い、何とか運営出来ている。育成者も当然人が足りなそうです。事例発表後意見交換が行われました。

*少子化で会員が少なければ、合併、共同で運営をしたら。
*資金の面では、役所の助成金が少なければ、自己資金の確保。
*初めて、子ども会行事に参加して、目から鱗で協力をしている。
*地域で事業内容、資金が違う。少年の船参加費が8万円(4泊5日)
*資金的に難しい家庭もある。
たくさんの意見が出て、やはり全国から熱い思いの育成者、指導者が集ってくれていると思いました。しかし特効薬的な結論はまとまりませんでした。

郷土伝統芸能活動発表 : 九州地区の8団体が郷土伝統芸能を発表して下さいました。
これらの芸能は、後世につないでいくものであり、それをどんな形にせよ、子供たちが担っていることに大変感激いたしました。子だも会単位、学校単位、保存会単位等形は違うが、子どもが参加していることが素晴らしかった。その様子を写真で。

神楽「正護」
下青江神社子供神楽保存会
「山田楽」
阿久根市立脇本小学校5年生
青幡神社例大祭への巫女舞奉納 東山代神楽の会
龍踊
長崎市立諏訪小学校
ボディパーカッション
久留米市の子どもたち
八千代座子どもカブキ教室の公演 山鹿市民歌舞伎の会
創作エイサー
沖縄県子ども会
御井町風流
久留米市指定無形民俗文化財御井町風流保存会

 

閉会式 : 子どもの未来の為の祈願をし閉会
次回開催の滋賀県への引き継ぎと再会を誓い閉会

引継ぎ式
今回の参加者

 

今回参加者事前アンケートの集計表を添付致します。
この中には、私たち育成者、指導者が現在悩んでいることが有ります。全国共通の悩みです。

記:大林